神社評論家の串﨑ですこんにちわ
突然ですが10月のことを「神無月-かんなづき」と言いますよね
日常使う事は無いですが言葉くらいは聞いたこともあると思います
字の如く日本中の神様が”いなくなる”瞬間です
え、いなくなるの!?
じゃあその神様達はどこに行っちゃうの!?って思いますよね
はいここでーす
行ってきました出雲大社!
神無月って10月を指しますが、これは”旧暦の10月”なので現在の11月のことでして
年に一度出雲に八百万の神が集まるので、唯一出雲地方だけは「神在月-かみありづき」と言います
旧暦なので年によって若干日が動きますが、大体11月の中旬に「神在祭」が開かれるので
出雲大社に行ってみたい人はどうせ行くなら11月に行くといいかもしれませんね
御祭神は大国主神(おおくにぬしのかみ)
日本の土台を造った後、天照大御神に国譲りした神様です
大国主の詳しくはあっちゃんのコントでどうぞw
現在は”縁結び”で有名な出雲大社ですが、決して恋愛に至った話しではなく
人や仕事を始め、万象の縁結びですのでボッチの方でもご安心をw
はいここでクイズを出しまーす!
出雲はどこでしょーかっ!
チッチッチッチ...
デデン
案外あるんすよ
ので恒例の朝イチシリーズw
JALだと出雲空港への直通便があります
びゅびゅんびゅーん
てことで到着!
じゃ入ってみますか
出雲大社の参道は下りなんですよ
突き当たると松の参道
松の参道を抜けたら
手を洗って
銅鳥居をくぐれば
まずは拝殿があります
この裏側に八足門
本殿は大きな枠に囲まれたこの中にあるんですが
ご祈祷などをする人しか中には入れないので基本はここでの参拝になります
ちなみに神社は2礼2拍手1礼じゃないですか
でも出雲大社は「2礼4拍手1礼」ですのでお間違いなく
というのも出雲大社は5月14日の例祭が最も大きな祀りなんですが
その時は”無限”を意味する8回拍手を打つんですね
普段は「その半分」という意味で4拍手となっています
てかこの足下にある丸いの何だと思います?
これね、柱が立ってた跡なんですわ
現在の本殿の高さは8丈(24m)なんですが、かつては16丈(48m)あったとされていました
色んな文献にはそう残っているんですが、その時代にそんな社が建てられたのかと疑問視され
確たる証拠が無いまま近年まで半分迷信扱いだったんですね
いわゆるこれですよね
ところがね
2001年、なんと本殿の地中発掘調査をしたら昔の柱が出てきたんですわ
1.3mの大木3本を鉄で結んで1本の巨大な柱にしています
この柱は1248年鎌倉時代の物で、残された文献通りの状態で現れたので
少なくともその時代までは大きな社が建っていたことも証明されたんですが
地震大国も相まってか何度も倒壊した記録も残ってまして
平安時代から鎌倉時代の200年間だけで7回も倒壊したんですって
その中で徐々に低くなっていったんでしょうね
現在の本殿は1774年の江戸時代に建てられた物です
あ、ちなみに上記の柱などが来年1月東博に来るんです!
さすが我らのトーハク!!
興味のある方は最初で最後らしいのでぜひご覧くださいまし
では周りもまわってみます
本殿のちょうど裏側に
素鵞社(そがのやしろ)
スサノオが祀られています
因幡の白兎も至る所に
さらに回ると
十九社
全国から来た神々の宿所なので、神在祭の最中だけ扉が開いています
境内は大体こんな感じなんですが
西側に出ると...
はい神楽殿ドーン!
例の巨大注連縄のやつね
長さが13mで重さは5.2t
逆に境内を東側に出ると
滝が流れてたりして気持ちい
出雲大社の周りには摂末社が多々あり
神々しいのも多いんですが
中でもここ命主社
この御神木は樹齢千年なんですが、落雷を受けても生きてまして
やっぱ木の生命力ってすごいんだなあってビビりましたわ
昔の人が木に神が宿ってると思うのも不思議じゃないですよね
一周りしたらちょうどお昼だったので
創業220年の荒木屋で出雲そば
午後は少し離れて
昔の大社駅へ
そのまま資料館として残ってて
中も超いい感じ
ホームに出ても
いいやん素敵やん!
時間止まってるw
あ、こっちのローソン茶色でした
夕方旅館に戻って初日終了
神々しいとはよく言ったもんで、得体の知れない力を感じますな
雲の隙間から差し込む夕日がまた美しいんですよね
そういえば10年程前に「天つ神〜♪国つ神〜♪」
と歌っていた知り合いがいましたが元気でやっているのかしら
ザックリですが出雲大社いかがでしたかね
もし興味があった人はぜひ!
穢れきったあなたの心もきっと浄化してくれるはずw
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